賞金付きeSports(eスポーツ)イベントが許諾なく開催できる⁉VALORANTコミュニティー大会規約が発表されました

VALORANTプレイヤーならびにそしてコミュニティ大会の主催者・運営者の皆さん、2026年6月18日(木)にとんでもないビッグニュースが飛び込んできました!

Riot Games(ライアットゲームズ)は、2027年以降の「VCT(VALORANT Champions Tour)」次世代構想に向けた大改革の一環として、コミュニティ大会のガイドライン(Community Competition Guidelines)を大幅に刷新することを発表しました。

今回の改定は、これまでの常識を覆すレベルの「超絶大緩和」です!

一言で言えば、「事前の承認待ちをすることなく、賞金付きの大会や有料のイベントが圧倒的に自由に開催できるようになった」のです!

「自分のコミュニティで大会を開いてみたいけれど、規約が難しそうで諦めていた」という個人の方から、「もっと大規模な草の根大会を仕掛けたい」と考えているイベンターの方まで、すべてのVALORANTファンにとって必見の内容となっています。

この記事では、今回のガイドライン刷新で何が変わったのか?主催者やプレイヤーにどんなメリットがあるのか?を徹底的にわかりやすく解説します!

賞金付き大会が許諾なく開催できる⁉Riot GamesからVALORANTコミュニティー大会開催の規約が発表されました!
賞金付き大会が許諾なく開催できる⁉Riot GamesからVALORANTコミュニティー大会開催の規約が発表されました!

これまでVALORANTのコミュニティ大会といえば、規模(スモール/ミディアム/ラージなど)に応じて細かく「ティア(階層)」が分かれており、賞金総額やスポンサー収入、開催期間に厳しい上限が設けられていました。

また、一定規模を超える場合はRiot Gamesへ事前に申請し、許諾(ライセンス)が降りるのを返事が来るまでじっと待つ必要があったのです。

しかし、Riot Gamesは公式発表として次のように述べています。

「目的はシンプルで、『コミュニティ主催者の負担を減らすこと』です。

制度を簡素化し、時代遅れの制限を撤廃し、VALORANTコミュニティ大会を運営するためのより一貫性のあるグローバルな枠組みを整備しました。」

2027年以降、VCTの競技シーンはさらなる進化を遂げようとしています。その土台となる「草の根(コミュニティ)の活動」を活性化させ、より開かれたエコシステムを作るためには、古い規制が足かせになっているとRiot自身が判断したのです。

今回のアップデートにより、ほとんどのコミュニティ大会はRiotの個別承認を待つ必要がなくなり、フォームへの登録(報告)だけでスピーディーに開催できるようになりました。

今まで許諾申請の返事待ちが間に合わず、様々なゲームタイトルで開催を断念するという現場を何度も見てきました。
IPホルダーへの許諾申請の傾向として、回答に2週間~1ヵ月ほどかかることが多いのですが、混み具合も影響して1ヵ月以上かかる場合もあり、場合によっては2か月経っても返事なし…ということもよくあるケースで、許諾の獲得そのものが困難な状況にあります。

せっかく綿密にメンバー間で打ち合わせを行い、開催の目途が立って動き出したにも関わらず、公式からの返事がない影響で開催を延期し、そのまま開催しないまま終わってしまうイベントは、日の目を浴びることなく見えないところでたくさん起きておりました。
運営主催者の熱意が実現しないまま消えてしまう、そんな悲しいイベントが減る可能性が生まれてきたというのは、非常に喜ばしい事です。

なぜ今?Riot Gamesがガイドラインを刷新した背景
なぜ今?Riot Gamesがガイドラインを刷新した背景

具体的に何が変わったのか、特に重要な4つのポイントに絞って表にまとめました。これを見れば、今回の緩和がいかに異次元であるかが一目でわかります。

【新旧比較】コミュニティ大会規約の主な変更点

項目従来のガイドライン新しいガイドライン(今回発表)
ライセンス(階層)規模に応じた複雑な「ティア制」複雑な階層を廃止し「単一化」
事前承認の手続き規模によって個別申請・承認待ちが必要原則不要(フォームへの報告のみでOK)
賞金総額の上限固定の上限あり(例: 1万ドル、5万ドル等)固定の上限を完全撤廃!
参加費・観戦料徴収に厳しい制限や上限あり制限・上限を撤廃(有料チケット制も可)
開催期間の制限イベント期間に制限あり(例: 数日〜数週間)期間制限を撤廃(長期リーグ等も可能に)
スポンサー収益獲得できる金額に上限あり収益上限を撤廃

それでは、それぞれの項目をさらに深掘りしていきましょう。

① 複雑な「ティア制(階層)」の廃止とライセンスの単一化

これまでは「賞金がこれくらいだからスモール」「この規模だからミディアム」といった、頭を悩ませる区分けがありました。

これが綺麗さっぱり廃止され、シンプルなグローバル枠組みに統一されました。ルールが1つになったことで、主催者が「自分たちがどのルールに従えばいいか分からない」という迷いがなくなります。

② 「事前承認待ち」の撤廃!フォーム提出だけで即開催へ

「大会を開きたいけれど、公式からの返事が来ないからスケジュールが組めない……」というのは、コミュニティ大会あるあるでした。

新しいガイドラインでは、誠実な目的(規約遵守)でVALORANTの大会を開催する場合、事前の承認を待つ必要はありません。

指定のフォームに「いつ・どこで」開催するかを登録するだけで、自信を持ってすぐにスタートできます。

※ただし、大企業ブランドや政府機関が主催する場合は、別途提携手続きが必要となります。

③ 賞金総額・参加費・観戦料の「上限完全撤廃」

ここが最も衝撃的なポイントです。

これまではコミュニティ大会が盛り上がっても、「賞金はこれ以上出してはいけない」「参加費を取ってはいけない」といったストッパーがかかっていました。

新ガイドラインでは、賞金プールの上限がなくなりました。

さらに、大会運営の資金調達のために「参加費」を集めることも、リアル会場やオンライン配信で「観戦チケット(有料配信・視聴チケット制)」を販売することも認められたのです。

これによって、コミュニティ大会がビジネスとして自立しやすくなります。

④ 開催期間の制限撤廃で「長期リーグ」が可能に

「イベント期間の制限」がなくなったため、週末だけの単発トーナメントだけでなく、3ヶ月〜半年間にわたって週末ごとに試合を行うような「長期的なアマチュアリーグ」も自由に開催できるようになりました。

今回の緩和は「何でもやっていい」という無法地帯化を意味するわけではありません。

Riot Gamesはコミュニティの健全性を守るため、以下の絶対厳守のルールを設けています。

主催者になる方は、以下のポイントを必ず頭に叩き込んでおきましょう。

⛔ 制限されるスポンサー(禁止業種)

大会にスポンサーをつけて収益化することは可能ですが、ゲームの対象年齢や倫理的観点から、以下の業種やサービスをスポンサーにすることは厳禁です。

  • ギャンブル・ベッティングサイト
  • 暗号資産(仮想通貨)・NFT関連
  • 成人向けコンテンツ・製品
  • アルコール、タバコ、薬物関連
  • 武器・火器類
  • その他、Riot Gamesのブランド価値を毀損すると判断されるもの

📺 配信のプラットフォームと「地上波テレビ」の禁止

コミュニティ大会の様子は、YouTubeやTwitchなど、お好みのオンライン配信プラットフォームで配信・ストリーミングすることが可能です。

前述の通り、有料チケット制の配信もOKとなっています。

ただし、「地上波テレビなどの従来型テレビ放送(Linear Television)」での放送は一律禁止されています。

あくまでインターネット配信やローカルなLANイベントが対象です。

🏷️ ネーミングとブランディングのルール

大会名に「VALORANT」の名称を使用することはできますが、公式大会(VCTやChallengersなど)と混同されるような名前は使えません。

また、必要に応じて「Community Tournament」や「Community Competition」といった表記を明記することが求められます。

⚠️ Riot Gamesによる介入・停止権限

ガイドラインのハードルは下がりましたが、Riot Gamesは「その大会がガイドラインや利用規約に違反している、あるいはRiotの価値観に反するものを促進している」と判断した場合、いつでも大会を停止・措置を取る権利を有しています。

特に、差別的な発言、公序良俗に反する行為、チート対策など、健全な大会運営を心がけましょう。

自由だからこそ守るべき!主催者が注意すべき重要ルール
自由だからこそ守るべき!主催者が注意すべき重要ルール

今回のコミュニティ大会ガイドラインの刷新は、間違いなく日本のeスポーツシーンを次のステージへ引き上げます。

今後、以下のような面白い変化が起きることが予想されます。

💡 アマチュアの「プロ化」と地域密着型イベントの増加

参加費の徴収やスポンサー収入の上限が撤廃されたことで、eSports CafeやeSports関連施設、あるいは有志の団体が「賞金100万円の地方最強決定戦」といった、商業的にも成り立つ中〜大規模な草の根大会を企画しやすくなります。

ここから、公式プロリーグ(VCT)へ羽ばたくスタープレイヤーが生まれるシンデレラストーリーが増えるでしょう。

💡 多様な大会形式の誕生

これまでの「1日完結型トーナメント」だけでなく、企業対抗戦、大学サークル対抗の「半年間の長期リーグ戦」、あるいは女性限定、初心者限定、特定のランク帯限定といった、ターゲットを絞った有料・賞金付きイベントが爆発的に増えるきっかけになると思います。

💡 ストリーマーやインフルエンサー主導の大会がより手軽に

人気ストリーマーが「視聴者参加型の賞金付きカスタム大会」を開く際も、これまでは申請手続きの手間や賞金上限がネックになることがありました。

今後は思い立ったその週に報告フォームを出すだけで、大規模なエンタメ大会が開催できるようになります。

この大改訂がVALORANT界隈にもたらす未来

一言で言えば、「アマチュア・コミュニティ主導による、商業的にも自立した中〜大規模イベントの爆発的増加」です。

これまでのコミュニティ大会は、どんなにファンが盛り上がっても「賞金額の上限」や「参加費の徴収禁止」という壁があり、主催者は常に持ち出し(赤字)か、ボランティア精神に頼るしかありませんでした。

しかし、これらの制限が完全撤廃されたことで、コミュニティ大会自体が「ビジネスとして成立する」ようになります。

  • 地方都市での「ローカルLAN大会」の活性化(eSports関連施設やeSports Cafeが主催し、参加費とチケット代で運営費を回収)
  • 数ヶ月に及ぶ「長期アマチュアリーグ」の定着(週末ごとに試合を行い、スポンサー企業の露出を増やすことで安定した賞金プールを確保)
  • インフルエンサー主導によるエンタメ大会の超大型化(ストリーマーが独自に数百万規模の賞金をプロデュース可能に)

このように、公式大会である「VCT」や「Challengers」のすぐ下に、無数の魅力的な「準プロ〜アマチュア向け」の大会が自律的に生まれ、エコシステム(生態系)全体が信じられないほどの厚みを持つことになるでしょう。

VALORANTに限ったコミュニティ大会の開催が容易になる

今回の改定において、主催者側にとって最大の恩恵は「圧倒的なスピード感と手続きの簡素化」です。

これまで、ある程度の規模の大会を開こうとすると、英語の複雑な規約を読み解き、Riot Gamesの担当部署へ申請を出し、数週間(場合によっては数ヶ月)におよぶ「許諾(ライセンス)待ち」をするのが当たり前でした。このタイムラグのせいで、旬なタイミングを逃したり、スケジュールが組めずに頓挫した企画は数知れません。

しかし、新しいガイドラインでは「原則、事前承認が不要」となりました。

主催者がすべきこと: 公式が用意したシンプルな指定フォームに、大会の概要(日時や場所など)を登録(報告)するだけ。

これにより、「来月、コミュニティ内で賞金付き大会をやろう!」と思いついたその日のうちに企画を確定させ、即座にプレイヤーの募集を開始できるようになります。

この「開催へのハードルの低さ」は、他のどの主要eSportsタイトルと比較しても、VALORANTが圧倒的な優位性に立ったことを意味します。

FPSのイベントがVALORANTに集中する可能性大

この「開催のしやすさ」と「マネタイズ(収益化)の自由度」が組み合わさることで、今後、サードパーティ(有志のイベンター、企業、ストリーマーなど)が企画するFPSのイベントが、一気にVALORANTへ集中する可能性が極めて高いと考えられます。

現在、多くの人気FPSタイトル(バトルロイヤル系や他のタクティカルシューターなど)では、依然として厳しいコミュニティ規約が敷かれています。

  • 「賞金総額は数十万円まで」
  • 「参加費をとってはいけない」
  • 「公式以外のロゴを大きく出してはいけない」

もしあなたがイベントの主催者、あるいはスポンサー企業だとしたら、どちらのゲームで大会を開きたいでしょうか?

答えは明白です。制限だらけのタイトルよりも、「賞金上限なし」「チケット販売OK」「スポンサー獲得も自由(※禁止業種を除く)」というVALORANTを選ぶのは必然の流れと言えます。

結果として、インフルエンサーが主催するお祭り大会から、ガチ勢が集まる賞金付きトーナメントまで、あらゆるFPSの大会企画がVALORANTに吸い寄せられ、界隈の熱量がさらに一極集中していくことになるでしょう。

他ゲームタイトルが追随して規制緩和に動く可能性あり

VALORANTがコミュニティ大会の主導権を完全に握るとなれば、他のゲームメーカー(パブリッシャー)もうかうかしていられなくなります。

自社のゲームコミュニティ大会が減り、プレイヤーや視聴者がVALORANTに流れていくのを防ぐためには、自社の「古いガイドライン」を見直さざるを得なくなるからです。

数年前、多くのメーカーがコミュニティ大会のガイドラインを厳格化したのは、賭博行為の防止やIP(知的財産)のブランド管理が目的でした。

しかし、「結果的にコミュニティ活動が縮小→徐々に活動シーンが低下→そのゲームタイトルのプレイヤーが離れる」という、自ら首を絞める結果につながることもありました。

Riot Gamesが「禁止スポンサーの明記」や「テレビ放送の禁止」といった最低限の防衛ライン(ガードレール)を敷いた上でこれだけの自由度を認めたことは、業界全体にとっての「巨大な成功例(ロールモデル)」となります。

「Riotがあれだけ緩和して成功しているなら、うちのタイトルでも賞金上限を上げて、参加費徴収を認めよう」

という風潮が、競合のFPS/TPSタイトルやMOBA界隈など、eSports業界全体に波及していく可能性があります。

今回のVALORANTの決断は、自社タイトルのためだけでなく、日本のeSports全体のコミュニティ文化を「冬の時代」から「大開放の時代」へと導く、歴史的なトリガー(引き金)になるかもしれないのです。

Riot Gamesが発表した新しい「VALORANTコミュニティ大会ガイドライン」は、コミュニティの熱量を最大化するための最高の発破(ハッパ)です。

最後にもう一度、今回の超重要ポイントをおさらいしておきましょう。

  1. 事前の承認待ちが原則不要(フォーム報告のみでOK)
  2. 賞金総額、参加費、観戦料の上限が完全撤廃
  3. 長期的なリーグ戦なども開催期間の縛りなく自由化
  4. ただし、禁止スポンサー(ギャンブル・暗号資産等)やテレビ放送禁止などのルールは厳守

「いつか大会を開いてみたかった」という熱い想いを持っている方は、ぜひこの機会に一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか?

新しいガイドラインのページには、主催者向けのアセットキット(画像素材)やイベント運営ツール、報告フォームなども用意されています。

公式がここまでコミュニティを信頼し、背中を押してくれるタイトルは他にありません。

みんなでVALORANTの草の根シーンを、これまで以上に盛り上げていきましょう!

詳細・公式ガイドラインはこちらからチェック!👉 VALORANT Community Competition Guidelines

まとめ:さあ、あなただけの大会を開催しよう!
まとめ:さあ、あなただけの大会を開催しよう!