人生の迷子の方必見!この本📚がアナタの人生を生きやすい未来へと変える「人生の道標となるべき良作本」をご紹介!

私自身が40歳を越えて、改めて20代の頃に勉強しててよかったな~と思うことが非常に増えてきました。
併せて、20代の頃にこの本に出会ってよかったな~と思う本がありますので、せっかくなのでご紹介したいと思います。

20代後半からビジネス雑誌「プレジデント」を読んでいて、約20年近く購読してきました。
20代後半で物事を知らない自分に危機感を感じ、このプレジデントの記事内で紹介されていて気になった本を速攻で購入し、食い入るように読んで知識を吸収した私のバイブルとも言える本たちです。

私自身の考えではあるのですが、1番心に刺さるタイミングは、社会人経験2年目~10年目が1番適切なタイミングだと思います。
ちょうどこの年齢になると、色々と人生の悩み事が増えたり、心が折れたり病んだりすることも増えてくることでしょう。

その時に、何百~何千年も語り継がれてきた偉大な思想の元に出来上がった本の中に人生とは何たるか?を深い思想で教えてもらえます。

「考え方の幅を広げたい」「人生の悩みを減らしたい」という方には特にオススメな本ですので、ぜひ読んでみてください📚

『論語(ろんご)』は、中国の思想家の孔子(こうし)とその弟子たちの言行をまとめた書物です。
儒教の基本的な教えを伝えており、人としての正しい生き方や道徳、政治のあり方などが記されています。

時代により解釈が若干異なり、また人によっては捉え方も変わってきたりもするので、さまざまな講釈があり、今でも研究が続けられております。

論語は本当に難しいことがたくさん書かれているので、そのままの原文では理解することが非常に難しく、とっつきにくさを感じます。

論語をテーマにした書籍だけでも何十~何百冊と販売されている為、最初の1冊目が重要になってきますので、始めのうちは分かりやすく噛み砕いて説明してある書籍を選ぶのがオススメです。

📖 ポイント

  1. 仁(じん):思いやりや人を大切にする心
  2. 礼(れい):礼儀や社会の秩序を守ること
  3. 孝(こう):親孝行を大事にすること
  4. 学びの大切さ:「学びて時にこれを習う、またよろこばしからずや」

📜 名言の例
👉「過ちて改めざる、これを過ちという」
(間違いをしても直さなければ、それこそが本当の間違いである)

『論語』は約2,500年前に書かれましたが、今でも人生の指針として多くの人に読まれています。

論語(まんがで読破)

読書があまり得意ではない、または読む時間があまりない、という方にはこの「論語(まんがで読破)」がオススメです。

文庫本サイズで情報量が集約されており、漫画で説明しているので非常に分かりやすく、すんなり理解できます。

最初の1冊目はこういった必要最小限に集約して理解できるものから入るのも非常にアリですね。

超訳 論語 「人生巧者」はみな孔子に学ぶ

こちらは「超訳リーズ」の論語バージョンです。

現代に合わせて分かりやすく解説がされており、裏側の真理という部分まで解釈を入れて説明されているのが特徴で、初めて論語に触れる方でも入りやすい様に書かれております。

文庫本と単行本とありますので、お好きなほうを選べるように販売されております。

全文完全対照版 論語コンプリート:本質を捉える「一文超訳」+現代語訳・書き下し文・原文

上記の「論語(まんがで読破)」からもう少し詳しく知りたい、噛み砕いた説明がありながらも原文にも少し触れたい、という方にはこの書籍が非常にオススメです。

右手に「論語」左手に「韓非子」

論語は性善説、韓非子は性悪説とよく言われるのですが、分かりやすく言うと、
「人は生まれながらにして善である」という考え方が性善説、
「人は生まれながらにして善と悪を持っている」という考え方が性悪説です。
どっちが正しいとか不毛な論争はさておき、両方の考え方を持つことが大事だと思ってます。
まずはこの本を読んで、ざっくりと概要を理解することが近道だと思いますので、
非常にオススメな本です。

『韓非子』は、中国戦国時代の思想家**韓非(かんぴ)が書いた法家(ほうか)の代表的な書物です。「法律と権力で国を治めるべき」**という考えを説いています。韓非の思想は、後の秦の始皇帝(しこうてい)が採用し、中国統一の基盤となりました。

📖 ポイント

  1. 法(ほう):法律を厳しくして、国を統治する
  2. 術(じゅつ):君主が家臣を管理し、権力を守る方法
  3. 勢(せい):君主が強い権力を持ち、誰にも逆らわせない

📜 名言の例
👉「人をもって国を治むるは乱れ、法をもって国を治むるは治まる」
(人の感情に頼って統治すると混乱し、法律によって統治すれば安定する)

『韓非子』は、厳格な統治の重要性を説いた実践的な政治思想として、現代のリーダーシップ論や組織管理にも影響を与えています。

韓非子を見よ!

個人的に1番影響を受けたのがこの「韓非子を見よ!」です。

「人は生まれながらにして善と悪を持っている」という考え方

老子(ろうし)は、古代中国の哲学者で、『道徳経』という書物を残しました。彼の思想は主に次のようなポイントです。

📖 ポイント

  • 道(タオ):宇宙や自然の根本的な原理。全てを動かす力で、無形で名前もない。
  • 無為自然:自然のまま、無理をせずに生きること。自然の流れに逆らわず、最小限の努力で物事を進める。
  • 柔よく剛を制す:柔らかくて弱いものが、強いものに勝つ。力ではなく、しなやかさが大切。

📜 名言の例
👉「上善如水(じょうぜんは みずのごとし)」

最高の善は、水のようなものであり、水は人と争わず、あらゆるものを潤す。

つまり、人に優しく、控えめに、無理せずに生きることが理想だと説いています。

👉「無為にして無不為(むいにしてなさざるなし)」
何もせずとも、すべてを成す。

老子は、無理に社会を変えようとせず、自然の秩序に従って静かに生きることを勧めました。

『荘子』は、紀元前4世紀ごろの哲学者であり思想家で、老子とともに道家思想を代表する人物で、「心の自由」や「自然に生きること」を大切にしていました。

📖 ポイント

  • 万物斉同(ばんぶつせいどう):この世の全ては等しく価値がある。人間の「優劣」や「善悪」は、主観に過ぎない
  • 逍遥遊(しょうようゆう):ものにも縛られず、自由に心を遊ばせて生きる境地。「大きな自由の中で生きることが、人間の本当の幸福である」と荘子は説きます。
  • 無用の用(むようのよう):一見「役に立たない」ものこそ、本当は大切。たとえば、大木は材木にならないほど太く曲がっていても、だからこそ伐られず長生きできる。

📜 名言の例
👉胡蝶の夢(夢と現実の相対性)

👉庖丁解牛(ほうてい ぎゅうを さく):料理人が自然の理に従って牛をさばく=自然の道に従えば、無駄なく生きられる

👉荘子、死を笑う:妻の死を悲しまない=生も死も自然の流れ。悲しむ理由はない

老子・荘子の言葉100選

老子編・荘子編と2つに分かれており、それぞれの思想から50の言葉を選び、合計100個の言葉を紹介しています。

​各言葉には著者による解説が添えられており、現代の生活や心の持ち方に活かせるヒントが詰まっています。​

見開きの右ページに言葉があり、左ページにその解説がある構成の為、コンパクトにまとまっていて非常に読みやすく、長時間の読書タイムを用意しなくても隙間時間で読み進めることができるので、電車の移動時間などで読むのがオススメです。

ルネサンス期イタリア・フィレンツェの政治家・外交官・思想家のマキャベリが書きまとめた本です。

こちらはガラッと大きく変わって、今までの中で1番ドライで冷たい考え方の本です。
「部下や国民を信用するな」みたいなドギツい言葉がわんさか出てきます。
しかし、上司や会社経営をしていくにあたり、ある程度冷たい考え方は絶対に必要になってくる為、
こちらも早めに読んでおいて、考え方の幅を広げておいて絶対に損しないと思います。

🎯 『君主論』の要点

1. 👑 君主(支配者)はどうあるべきか?

  • 権力を維持し、国家を安定させるには、時に道徳を超える行動も必要
  • つまり、「目的のためには手段を選ばない」という考え方。

2. 🦁🦊 「ライオンの力」と「狐の狡猾さ」

  • ライオン=力強さ、威厳、恐怖
  • 狐=賢さ、策略、柔軟性
  • 優れた君主はこの両方を持ち合わせていなければならない。

3. 🤝 「愛されるより恐れられる方が良い」

  • 理想は「愛され、かつ恐れられる」こと。
  • だが、どちらかを選ばねばならないなら「恐れられる」方が安定する

4. ⚔️ 傭兵を信用するな

  • 他国の傭兵(雇い兵)に頼るのは危険。国家の軍事力は、自国民で固めるべき。

5. 🔁 運命(フォルトゥーナ)と実力(ヴィルトゥ)

  • 運命は50%、残りは人間の努力次第。
  • 真の君主は、運命に頼らず、自己の能力(ヴィルトゥ)で道を切り開く

2007年に出版された自己啓発×小説本です。

バリバリの大阪弁をしゃべってお笑いを追求するガネーシャが、ハチャメチャな行動で主人公を振り回しながら、人生の成功に必要なことを教えていってくれるという、楽しく読みながら自然と勉強ができてしまう、非常に優良な小説です。

この本を読んだ後、すがすがしい気持ちになれたのを今でも覚えています。

すべての仕事に通ずる普遍的な内容を書いておりますので、あまり勉強勉強せずに気軽に読みたい方には特にオススメです!

尚、夢を叶えるゾウ1、2、3、4、0と合計5作が発売されておりますが、最初の「夢を叶えるゾウ1」だけを読んでみてください。

気に入った方は、2→3→4→0の順番で読み進めていくといいと思います。

夢を叶えるゾウ1

夢を叶えるゾウ2

夢を叶えるゾウ3

夢を叶えるゾウ4

夢を叶えるゾウ0

一般的に、「論語は性善説、韓非子とマキャベリは性悪説」と言われております。

  • 性善説…人は生まれながらにして善である
  • 性悪説…人は生まれながらにして善と悪2つの心を持っている

これは私の持論ですが、性善説と性悪説のバランスが重要だと考えております。

性善説だけを信じすぎると「何であの人は裏切ったんだろう…」「何であの人はあんなひどい事を私に言ったんだろう…」という様な、相手のことが信じられなくなり、自己嫌悪に陥ってしまいます。

逆に性悪説だけを信じすぎると、他人のことを信じられなくなり、人に冷たい考えを持つようになり、まわりと協力したり共同作業などを行いにくくなります。

その為、両方の考え方を知った上で、自分の中でバランスを見つける事が将来的に自分の糧になると、両方を勉強した今でも考えは変わりません。

そして、老子・荘子の様な自然にまかせた緩い考えを持ち合わせる事で、

「まっ、そういうこともあるよね」ですべて片づけられる心の広さを手に入れる事ができる様になります。

今まで、後輩や学校講師の生徒にも同様のことを伝えていますが、10代や20代は目先のこねくりまわしたテクニックを覚えるのではなく、長い歴史の中で途絶えることなく現代まで伝えられてきた「人類普遍のテーマを深く考える」ということを知ることで、今後の人生の道しるべになり、自分の人生を正しく考えて行けるようにもなります。

ぜひ、皆様のお役に立つことができますと幸いです。