ネパールのeSports事情は日本と全然違う!首都カトマンズにあるeSports Cafeに突撃取材してきました!

年末年始の休暇でネパール旅行に行ってきたのですが、2025年1月2日(木)、ネパールのカトマンズ市内にあるeSports Cafe「4Merical Esports Gamezone & Cafe」に突撃アポなし取材訪問してきました。
海外のeSports事情は日本とは全然違う文化が形成されていたり、日本のeSports Cafeとはまったく違う部分があったりと新しい発見が毎回あるので、今回も楽しみにしながら伺いました。
ネパールってこんなところ
基礎情報
インドとチベットの間にある国で、エベレストで有名な国ですね。
国土面積は14万7181平方キロメートルで、日本の約0.4倍、北海道の約1.8倍です。
公用語はネパール語で、ヒンドゥー教と仏教が広く信仰されており、街中にはたくさんの寺院が祀られております。
時差は3時間15分という中途半端な時差になっており、日本が9:15ならネパールは6:00という事になります。
通貨
通貨はネパールルピー(NPR)で、1円=1.1円ぐらいになります。
日本との物価を比較すると、大体1/3くらいなイメージを持ってもらうと分かりやすいかなと思いますが、現地製造や現地栽培の物は安く、街中のカフェでチャイを注文すると30~80NPRぐらいになります。
移動も比較的安く、タクシーアプリ「PATAHO」を利用するとバイクタクシーで大体5~10分乗って100NPRぐらい、小型自動車のタクシーで30分乗って500~1,000NPRぐらいでした。
私の実体験では、タメル地区~トリブバン国際空港で600NPR、カトマンズの北西にあるバスターミナル~バクタブルまで1,400NPRぐらいでした。
街中の流しのタクシーで移動するのも方法としてはありなのですが、毎回価格交渉するのは面倒ですし、トラブルになるのもストレスがたまるので、現地で使われている移動アプリを利用したほうが、結果的にトラブルに巻き込まれることなくスピーディーにコスパよく移動できるかなという印象です。
移動
ネパールの街→街への移動は、飛行機、バス、タクシー、徒歩のいずれかになるとは思います。
バイクをレンタルして移動する強者もおりますが、基本的には飛行機かバスの移動になるとは思います。
私は、カトマンズへの入国が夜21時頃でしたので、空港の近くのホテルに宿泊し、翌日にカトマンズ→ポカラへの飛行機に搭乗しました。
16,500円ぐらいかかったのですが、「カトマンズ→ポカラの飛行機は絶景が見れる」というネットでの情報を発見しましたので、せっかくならと飛行機に搭乗しました。
搭乗時間は20分ぐらいたった様な記憶がありますが、右側の席に座ると情報どおりのエベレストの絶景が見れますので、20分という時間もあっという間に着いた感覚でした。
ネパールの街→街への移動は、基本的にはバスが主流となります。
バスの種類もいくつかあって、現地の人向けの低価格乗り合いバス、高級バス、中くらいのバスという感じで主に3種類に分かれているのですが、長距離移動するなら高級バスを強くオススメします。
中くらいの価格のバスでもシートがよくなかったり背もたれが調整できないなどストレスを感じる場合がありますので(私がそうでした)、高級バスをオススメします。
ネパールの街は山の中にある為、まっすぐな高速道路というものがほぼ存在せず、街~街への移動は完全に山の中を走ります。
さらにここからが大変なのですが、ほとんどの道路が舗装されていない為、現地ではShaking Busと呼ばれるほど、揺れに揺れまくります。
その為、大人でも普通に酔いますので、大人用の酔い止め薬は事前に日本で買っていくのを強くオススメします。
ポカラ~ルンビニまでの観光者向けバスで1,600NPR、ルンビニ~カトマンズで1,400NPRぐらいだった記憶があります。
このバスは10時間くらい乗っての価格ですので、バスの価格は安いのですが、上記の通り揺れはひどいですし、道が舗装されていない&工事中で片道車線だったりするので、止まっている時間も結構長かったりします。
料理
ネパール料理で真っ先に思い浮かぶ代表的な料理はダルバートでしょうか。
ダルは豆という意味で、真ん中の白米とダルや副菜を混ぜて食べる料理です。
ダルバートにカレーを1皿足したらKHANAという料理になります。
ダルバートもKHANAも、肉以外の副菜・白米・カレーは基本的におかわり自由ですので、たくさん食べる人には大助かりなシステムですね。
カトマンズのタメル地区は少し高くて大体500NPRぐらいなのですが、ポカラやルンビニでは300~400NPRぐらいでした。

KHANA
このKHANAの白米を乾燥した豆に変えると、KHAJAという料理になります。
KHAJAは豆が硬いのと喉が渇くので、私はKHANAのほうが圧倒的に好きです。
また、ネパールはチベット料理とインド料理を両方食べる事ができる国です。
どちらかというと、北側はチベット料理、南側はインド料理の影響を受けているなと感じました。
チベット料理は、日本人にはものすごく相性のよい料理が多く、チベット風うどんのトゥクパ、チベット風餃子のモモ、チベット風焼きそばのチャウメンなど、日本人に馴染みのある料理が多い様に思いました。

トゥクパ

モモ
インド料理はというと、やはりカレー料理が多いですね。
他にも、インド風炊き込みご飯のビリヤニやタンドリーチキンなど色々ありましたが、基本的に辛い物があまり得意ではないので、挑戦しない様にしました(笑)
観光名所
首都のカトマンズ周辺にはいくつか有名な観光名所があります。
スワヤンブナートやパシュパティナート、ダルバール広場など有名なスポットがあります。
カトマンズ近隣の街では、バクタブルやパタンという古き良き街もありますね。
カトマンズを離れると、湖の街ポカラや、仏陀の生まれた街ルンビニ、野生のゾウやサイやトラが生息しているチトワン国立公園、ヒマラヤ山脈など、魅力ある観光地がたくさんあります。
私は、ネパールは思う存分楽しみたかったので15日間ビザで15日間たっぷり滞在しましたが、最低でも1週間は必要かなと思います。
費用
店内に価格表がなく最後まで見つけられなかったのですが、後から調べてみると、1時間250ネパールルピーの様でした。
2025年1月の段階で1ネパールルピー(NPR)=約1.1円でしたので、ざっくり1時間270円くらいでしょうか。
街中のカフェでカプチーノを注文すると大体200NPRぐらい、チャイで50~100NPRぐらいなイメージです。
レストランでモモを注文すると、10個ほど入って100~200NPR、トゥクパで150~200NPRぐらいになります。
宿泊施設はピンキリですが、バックパッカー用ホステルで500~1,000NPR、中級ホテルで1,000~5,000NPR、高級ホテルで5,000NPR以上といった感じです。
4Merical Esports Gamezone & Cafe

■4Merical Esports Gamezone & Cafe 情報↓
公式Instragram:https://www.instagram.com/kunyogamingzone/
公式Tiktok : https://www.instagram.com/kunyogamingzone/
場所
カトマンズ市内の観光拠点となるタメル地区と、カトマンズの国際空港となるトリブバン国際空港のちょうど真ん中あたりにあるショッピングセンターの4階にあります。
タメル地区に宿泊していたので、タクシーで向かおうかとも考えたのですが、タメル地区は道が狭く渋滞がひどいので、歩いた方が速いんですよね…。
夕方6時くらいにホテルを出て向かったのですが、この時間帯は渋滞がピークの時間帯なので、渋滞を抜ける為に夢の庭という場所まで移動しました。
ここまで来たら約1.6km、徒歩23分ほどの距離になりますので、歩いて向かいました。

店内のレイアウトはこんな感じ
ざっくりではありますが、分かりやすく店内MAPを作成してみました。
PCオープン席が全部で32席、レーシングコーナーが2席、大型ディスプレイ個室が2部屋、1人用ソファ席2名分が3台分、ミーティングルームが1部屋というレイアウトでした。

店内では瓶モノのドリンクを販売していて、店内では調理やドリンク製作はしていない様でした。
また、ミーティングルームの壁沿いにはTシャツが飾ってありました。
「ヴ・ァ・ロ・ラ・ン・ト」と日本語カタカナで書かれたTシャツもあって、こんなところで日本語を見かけるとは思っていなかったので、かなり驚きましたね。
(詳細は以下のYouTube動画からご覧ください)
店内の使用デバイスが日本と全然違った!
海外のeSports Cafeに行くと毎回驚くことがありまして、日本ではまったく聞いたことがないデバイスメーカーが使用されているケースが多いんですよね。
今回も、KUNYOやMEETIONという日本では見たことも聞いたこともないメーカーのデバイスが採用されていました。
KUNYO
KUNYO.COという名前の会社で、クニョーと読む様です。
ゲーム用課金アイテムやプレイ期間の販売もしており、iTunes、Google、STEAMなどのギフトカードも販売している様です。

ゲーミングデバイスは様々な各製品を販売している様で、それもすべて自社ブランドとして販売している徹底ぶり!
PC、PCパーツ、マウス、マウスパッド、キーボード、チェア、液晶ディスプレイ、ヘッドセット、デスクと、ほぼすべてのゲーミング製品を自社ブランドで販売しており、想像以上の規模でビックリしてしまいました!
ゲーミングデバイスメーカーで勤務したことがある人には伝わると思いますが、これが如何にすごいことか!ということです。
HPやDELLの様な世界的PCメーカーでさえゲーミングチェアを扱ってないことを鑑みると、本当に大変な労力と規模であることが想像できます。

MEETION
中国の深圳にあるPC周辺機器メーカーで、ゲーミング用のほかにオフィス用デバイスも販売している様です。
PCの販売はしていない様なのですが、マウス、マウスパッド、キーボード、チェア、液晶ディスプレイ、ヘッドセット、デスクと、ほぼすべてのゲーミング製品を自社ブランドで販売している様ですね。
KUNYOほどではないにせよ、相当大きな規模であることが想像できます。
HPでは日本語にも対応している様ですね。

このeSports Cafeで気になったのは、青軸のメカニカルキーボードが比較的多い印象を受けました。
このカチャカチャという音が鳴るのが人気あるみたいですね。
日本と流行りのゲームが全然違った!
海外のeSports Cafeに行くと毎回驚くのが、「日本とゲーム事情がまったく違う」ということです。
日本で流行っているゲームがその国ではまったく知られていなかったり、逆にその国では1番人気なのに日本ではさっぱり…ということが起こっています。
まず、ネパールでは鉄拳人気はあるのにストリートファイター人気は見つけられませんでした。
お隣にパキスタンがあるのも鉄拳人気に影響がありそうな気がします。
また、レーシング人気もある様でしたが、Asetto CorsaやiRacing、Gran Turismoはあまり知られていない様でした。
FPSはどこの国でも人気がありますね。
Call of Duty、VALORANT、Fortnite、CS2はネパールでも人気がある様で、FPSは日本と変わらないなと思いました。
YouTube動画はこちら
夜の19時くらいにお店に到着し、アポなしで直接取材交渉をさせてもらったのですが、「いいよ!」と快く迎えていただけました。
約20分にまとめて編集しておきましたので、ぜひご覧いただけますと幸いでございます。
