ドローン資格を取るなら今年がオススメ!二等無人航空機操縦士(ドローン2等)の学科試験に合格しました🎉🥳🙌✨

2025年2月16日(日)、二等無人航空機操縦士(ドローン2等)の学科試験に合格しました🙌!

試験は30分ありまして、終了した直後にメールが届いてました📩


2等の上には1等があるので1等はもっと大変なのですが、2等でもかなり大変な思いをして取得しました…。
その苦労を皆様にお伝えし、ドローン免許の取得をお考えの方の参考になれれば幸いです。

ドローンの資格を取ろうと決意した経緯

元々ドローンには興味があり、初めて購入したのが2018年頃、激安の通販サイトでお試しで購入したのですが、日本語がなく中国語メインでしたので操作方法がまったく分からず、自宅で飛ばして家具を傷つけてしまい、人がいない外で飛ばしても思う様に飛ばせず、そのままコロナ禍に入ってしまい、ドローンを飛ばす機会がなくなり、徐々に忘れていっておりました。
その後、中々ドローンの資格取得に割ける時間もなく、気が付けば興味を持ち始めてから結果的に6~7年経過しておりました。

ちょうど2024年の夏が終わる頃、「2025年にはドローンに関わる法律が大きく変わる」という噂の様なニュースを見まして、
「…てことは、ひょっとしたら免許取得がもっと難しくなるかも…。であれば、今のうちに取っておいたほうが得するんちゃうやろか⁉」と思い、そこからは行動力の早い私です、すぐにスクールを見つけて2024年10月に通い始めました。

ドローン資格には1等と2等がある

ドローンの免許には1等と2等がありまして、要約すると以下の様な違いがあります。

・1等…Level1~4まですべて飛行操作ができる
・2等…Level1~3までの飛行操作ができる、Level4対象の物流や災害時の救助支援、都市部のインフラ点検などが飛行操作できない

弊社の業務ではLevel4の飛行操作は基本的にありませんし、そもそもLevel4で使用するドローンは自動車が買える様な価格になる為、1等免許の取得は必要ないと考えました。
それに、知識ゼロで学ぶには膨大な量の勉強をし、操作にも慣れなければなりませんので、免許取得に費やす時間と費用を考えると、無理してまで取得する必要は特にないと今でも感じております。

<補足>
Level1:目視内のマニュアル飛行(空撮、インフラ点検など)
Level2:目視内のオートパイロット飛行(農薬散布、測量など)
Level3:無人地帯での補助者なし目視外飛行、立入管理措置必要(荷物運搬、被災時の調査捜索、長大なインフラ点検)
Level4:友人地帯での補助者なし目視外飛行立入管理措置不要(都市部の物流や警備、発災直後の救助、避難誘導、消火活動)

※Level3を緩和する為にLevel3.5が新設されました。
①操縦ライセンス(国家資格)、②保険加入、③ドローンのカメラによる歩行者などの有無の確認ができれば、立入管理措置や障害物を見つけるたびに一時停止が必要だったのが、立入管理措置も一時停止も不要になりました。

技能証明の取得には、学科試験と実地試験、身体検査がある

まず、このブログをご覧になられている方の大半は、「ドローンに興味はあるがドローン操作に慣れておらず、知識もほぼない」という方が圧倒的に多いかと思います。
かくいう私もその1人でした。

その為、大半の方が最初に知識ゼロの状態でドローンスクールへ行くことになると思います。
結果的にこの流れが1番ベストであったと、合格した今でも(だからこそ)思っております。

技能証明

学科試験、実地試験(実技のこと)、身体検査に合格後、晴れて免許がGETできるのですが、この免許のことを「技能証明」と呼んでいます。
この技能証明があるおかげで、ドローンを飛行させるときに、「ちゃんと勉強して飛ばせる実技も持ってますよ」という、自動車の免許の様な分かりやすい証明になります。

学科試験

まず学科試験に合格→実地試験(実技)に合格→身体検査に合格が正式な流れなのですが、そもそも知識ゼロでいきなり学科試験の合格は難易度がものすごく高い!と、経験者として申しておきます。

そこで、近道として、国の講習を受けた民間登録機関のドローンスクールで先に無人航空機講習(実地講習と学科講習)を合格すれば、実地試験は免除されるという仕組みになっております。
その為、ドローンスクールで実地試験を先に合格しておいて、学科試験の対策もドローンスクールで行えて一石二鳥という便利なショートカットができあがる!という訳なんです。

学科試験ですが、3択から正解を選び、2等の場合は50問中40問で合格となります。
これが本当に難しい!
過去問題集を別途購入して勉強したのですが、前日まで50問中40問を超えることができず、本当に焦りました。

まず、問題が非常にややこしい!

(例)運航者は、事故発生時においては、遅滞なく無人航空機の飛行を中止する→これは×で間違い
   運航者は、事故発生時においては、直ちに無人航空機の飛行を中止する→正解〇
(例)正しいものを1つ選びなさい、誤っているものを1つ選びなさい、が本当にややこしい
(例)150mや300mなど、法律によって高さが違ったりするのでややこしい

問題はドローンだけに限らず、飛行機に関する知識や、天気予報に関する知識も覚える必要があります。
その為、「これ覚えて何の意味があるん?」という箇所がいくつも出てきます…。

試験時間は30分あり、普通に解いていけば時間は十分足りるとは思いますが、ゆっくり説いていると時間オーバーになりかねませんので、あらかじめ過去問題で30分の感覚を知っておくとよいでしょう。

実地試験(実技)

ドローンスクールに通う場合は、最後にこの実地試験を受けて合格すると、晴れて学科試験に臨むことになります。
ドローンスクールでは、1等と2等から選べ、さらに2等では夜間飛行あり、目視外飛行あり、両方なしから選べるようになっております。
私の場合、夜間飛行を行うことはほぼないと判断し、2等+目視外飛行のみ受ける事にしました。

試験内容はというと、うろ覚えですが下記の様な試験を受けました。

<目視内>
・筆記試験4問(5分)
・飛行前のチェックポイントの確認
・飛行場所の安全性の確認
・3mの高さに上げて、→↑←↓→と四角になる様に移動し、元の場所へ着地
・八の字に飛行を2周
・5mの高さに上げて、ジャイロセンサーを切った状態で左右に移動
・飛行後のチェック項目の確認
・自己、重大インシデントの問題

<目視外>
・飛行前のチェックポイントの確認
・飛行場所の安全性の確認
・3mの高さに上げて、→↑←↓→と四角になる様に移動し、元の場所へ着地
・飛行後のチェック項目の確認

100点満点中70点以上が合格となるのですが、これが相当に難しい!
まず、操作そのものが非常に難しいのですが、イエローゾーンとレッドゾーンとあり、イエローゾーンに入ると-5点の減点で笛が吹かれ、レッドゾーンに入ると一発不合格となる過酷な内容です。
一発不合格というのが余計に緊張させるので、心臓に毛が生えている私でも相当焦りましたし、手が震えました…。
イエローゾーンに入った時に笛の音が鳴らされるのですが、この笛の音でパニックに陥ってしまいます。
その為、緊張しぃの人が操作すると、私以上にブルブル震えると思います。

操作に関しては、決まった場所から動かずにドローンを操作するのですが、奥行きが分かりずらく、例えば右から左に移動する際、まっすぐ左に移動しているのかが分かりずらい為、気が付けばイエローゾーンにあっという間に入ってしまいます。
距離感が分かりずらいので、メガネやコンタクトレンズがちゃんと合っていない人は、相当不利な状態で受ける事になります。
(かくいう私はコンタクトをつけても0.7ない状態で受けたので、距離感が分からずイエローゾーンに突入して減点がありました)

しかし、実は操作自体は事前に練習してから試験に入るので、練習である程度OKならそのまま試験を行っても、意外とどうにかなります。

問題なのが、安全項目のチェックです。
飛行前の安全確認でも減点対象がありますので、しっかり項目を全部やらないと、もったいない減点があるので要注意です。
そして、ドローンを上げる前に周辺の安全チェックを行わないと10点の減点、ドローンを降ろす前に安全チェックと行わないと10点の減点です。
仮に1回ずつやらないでおくと、残り10点しか残っておりません。この時点で窮地に陥ります。

私は、未だにこの実地試験の安全項目の減点には納得がいっていないのですが、例えば、ドローンを降ろす際に、「ドローンの着地点に人や障害物がなく問題がないと判断しましたので、ドローンを着地させます」という様な内容を言わないと減点になるのですが、外で飛ばした時でさえ安全でなければドローンを降ろすことなんてしないですよね?
安全でない場所に下す試験にしてくれれば納得いきますが、それわざわざ言う必要あります?

そんな至るところにある地雷を避けて最後まで終わると、試験官が合格・不合格を伝えてくれるのですが、合格した私でも直前まで「これ終わったな…」と凹んでしまう様な悲惨な精神状態でした。
正直言って、もう二度と受けたくないと思うほどの緊張感と、理不尽な採点方法だったと今でも思います…。

(※ドローンスクールは政府から言われたとおりにやっているだけで何も悪くありません。
国の試験方法が理不尽に思える内容が満載で不満があるだけです。)

身体検査

私の場合、ドローンスクールに通っていたので、実地試験合格→学科試験合格という流れでした。
そして最後は身体検査のみです。

このブログを書いている時点ではまだ正式に免許の交付をされていないのですが、以下の3点が必要になります。
①有効な公的証明書の提出
②医師の診断書(無人航空機操縦者身体検査証明書)
③指定試験機関の身体検査受検

技能証明の発行の条件として、てんかんやアルコール中毒などがない、身体や判断力に問題がないことが条件となりますので、当然といえば当然ですね。

技能証明には受験資格がある

技能証明は誰でも合格すれば取得できるというものでもありません。

・満16歳以上であること
・航空法に基づく適性検査をクリアすること
・指定試験機関での学科試験・実技試験に合格すること

の3つの条件が必要になります。

ドローン2等で費用はいくらぐらいかかるの?

私の様なドローンスクールに通う人もいれば、独学で勉強して直接試験会場に行く人もいます。
その内容によって大きく異なりますが、ざっくり以下の様な費用の違いになります。

独学の場合:約5~10万円ぐらい
スクール受講の場合:約20~30万円ぐらい

実際に私は25万円ぐらいかかりました。

2025年12月5日から民間資格の一部が廃止に!

実は、2025年12月5日からドローンの国家資格である「無人航空機操縦者技能証明」に一本化されることになり、国土交通省への飛行許可申請を行う際の民間資格の効力がなくなる様です。
昨年夏の終わり頃に見かけた噂が現実のものとなりました。

背景として、民間資格の内容やクオリティにバラつきがあり、知識レベルや技術レベルを一本化して統一しよう!というのが理由の様です。
その為、新たにドローンの資格を取得する場合、2025年12月5日以降は民間資格だけでは効果がなくなる為、国家資格に合格していないと飛ばす時に無免許になるケースが出てくるという事になります。

例えば、民間スクールで目視外飛行の認定を取得できても、実地試験で取得していないと、目視外飛行の資格がないと判断されるわけですね。
今後はますます厳しくなっていくと思いますので、今のうちに取得するのも考え方によってはアリだと思います。
その反面、上記で記したような「これ意味ある?」と思える安全確認が今後不要になるケースも考えられるので、どちらが正解なのか私には判断がつきません。

今年中にドローンを飛ばしたいなら早急に取得するほうがいいでしょうし、特に急ぐことがないのであれば来年以降に取得するのもいいと思います。

私が受講したドローンスクールはこちら

東京の銀座にあるドローンスクール「スカイファイト銀座」でお世話になりました。

スカイファイト銀座公式HP:https://skyfight-drone.com/

東京都内にはたくさんのドローンスクールがあるのですが、こちらのスクールに決めたのは以下の2点による理由が大きいです。

①銀座駅から近い為、自宅から通いやすかった
②DJI製品が5%OFFで購入できる!
③講座中のドリンクが無料でいただける(フリードリンクじゃないよ)

特に②DJI製品が5%OFFで購入できる!が大きな決め手となりましたね。
DJI社は、家電量販店での独自の割引を禁止しておりますので、どこで買っても価格はほぼ変わらないという経営手法をしておりますので、この5%OFFは本当にお買い得ですね。
新規でドローンを購入したかったのですが、私が購入したDJI Mini4Pro本体+バッテリー別途2個+プロペラガードで15万円近くしたのですが、5%OFFですので約7,500円ほど安くなっているということになります。
また、使い方をスタッフの方に質問できるのも非常にありがたかったですね。
もし、ドローンスクールに行ってみたいという関東圏内にお住いの方は、一度ご検討してみてはいかがでしょうか?

実際に購入したDJI Mini4Pro

いろいろ迷った結果、スカイファイト銀座店でDJI Mini4Proを購入しました!

DJI ドローン Mini 4 Pro(DJI RC 2リモコン付属)4K動画撮影対応 折り畳み式 ミニドローン カメラ付き 小型 空撮 軽量249 g未満 飛行時間34分 最大映像伝送距離20 km(日本:10 km) 全方向ビジョン検知システム リモートID対応 賠償責任保険1年無償付き
DJI Mini 4 Pro 360°プロペラガード


しかし、DJI Mini4Proには致命的な欠点が1つあるので要注意です
DJI Mini4Proには、バッテリーが2種類ありまして、通常タイプと大容量タイプがあります。

通常タイプ…インテリジェントフライトバッテリー
大容量タイプ…インテリジェントフライトバッテリーPlus

・通常タイプ…インテリジェントフライトバッテリー
・大容量タイプ…インテリジェントフライトバッテリーPlus

このインテリジェントフライトバッテリーPlusをつけた状態でプロペラガードをつけると、重量が釣り合わずに飛行が不安定になると公式HPにはっきりと書いてあります

その為、インテリジェントフライトバッテリーPlusは買わずに通常のバッテリーを予備として2つ購入しました。

Mini4ProとAir3Sで最後まで悩んだ挙句、Mini4Proに決めた理由

上位機種のAir3Sと最後の最後まで迷ったのですが、最後の決め手となったのはズバリ重量でした。

・Air3S本体の重量が724g、バッテリー1個が247g
・Mini4Pro本体の重量が248g、バッテリー1個が77.9g

Mini4Proのほうが軽量なのが最後に背中を押すポイントとなりました。
仮に本体+バッテリー3個を持ち運ぶとして、Air3Sが約1465g、Mini4Proが482gと、圧倒的に軽いんですよね。
今回の購入の理由がネパールのエベレストの麓を空撮したいという目的でしたし、今後も海外に持参する際に、この1kgを余分に持ち運ぶのはかなり重要なデメリットになりますので、海外旅行に行く人はMini4Proのほうがオススメかと思います。

国内で自動車移動をする方は、そこまで重さは気にならないと思いますので、Air3Sをオススメします。
Air3Sだと、プロペラガードをつけた状態でもバッテリーの重量問題はありませんし、そもそもプロペラガードが折り畳み式になるので、かさばる問題が解消されます。
画質もよくなるし、ズーム機能もついているしで、完全にMini4Proの上位機種にあたる性能を持っております。

DJI Air 3S Fly Moreコンボ(RC 2スクリーン付き送信機付属)ドローン 4Kカメラ付き 1インチCMOS 広角&中望遠 成人用 4K/60fps HDR動画 全方向検知 長い飛行時間 バッテリーx3 合計動作時間135分 賠償責任保険1年無償付き
DJI Air 3シリーズ プロペラガード Air 3S、Air 3 対応

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