eSportsビジネスコンサルタント「株式会社メイクウィル」公式ウェブサイト

会社設立から1期目が終わりました

株式会社メイクウィルを設立してから、2024年7月31日(水)で遂に1期目が終わりました。
長い様で本当に一瞬だった様に思います。
人生で初めての会社設立という記念すべき1年目の想いを忘れない様に、また、今後独立を目指す方の参考としてお役に立てることができればと思い、この1年間を文面に残しておきたいと思います。

■独立半年前

前職は2023年7月末が最終出勤日だったのですが、退職を考えていたのは2020年の年末あたりだった様に記憶しております。
当初は転職を考えていたのですが、忘れもしない2022年12月29日、今のeSports業界の問題点とスポンサー関係の課題を解決できるシステムを考えていたら点と点がつながり、「これできるのは俺しかおらんのとちゃうか…!」と半ば自意識過剰を覚悟の上で、会社設立という急な方向転換に舵を切り替えました。
その次の日には図書館に向かい、コンサルタント業界の本を片っ端から借りて読み、その日の夜に独立セミナー?相談室?みたいなやつに応募して参加しました。
この独立セミナー?みたいなやつは、ここ1~2年の間で最も無駄な時間だと思えるくらい何の役に立たず、ただ時間と電車代を浪費するだけでした。
もし今後、独立セミナーに参加する方がいらっしゃる様でしたら、ちゃんと独立したことがある方のセミナーに参加してください。
私の場合、まさかの独立したこともない方が出てきたので、言葉に何の重みもない方でした…。

そして、年が明けてから葛飾区の企業相談窓口の様なものが図書館主催で開催されていたので、早々に相談に伺いました。
こちらは中小企業診断士の方2名がお話を聞いてくださいましたので、おかげでモヤモヤとしていたビジネスプランが少し見えてきました。
その節はお世話になり誠にありがとうございました。

■独立3か月前

この頃には、会社設立の本を読み漁り、会社を設立するにはどんな申請をして何をしなければならないのか?をひたすら勉強してました。
ちょうどその頃、かつしか創業塾という東京都や葛飾区が関わっている起業塾があったので、全6回の講義に参加しました。
この頃は初期費用の少ない合同会社でいっか!と思っていました。
最後の発表会でも合同会社メイクウィルと発表をしたぐらいですからね…。
同期のとある方に「絶対に株式会社にしておくべきですよ!」とアドバイスをいただき、株式会社メイクウィルを設立する様に切り替えました。

この頃に最初に行ったことは、まずは自社ウェブサイトの制作、Xのアカウント作成、会社ロゴの制作、
自社紹介資料を行っていたように思います。
Xのアカウント作成は一瞬で終わりましたし、会社ロゴはIllustlatorとPowerpointの使用は特に苦労しないレベルなので、
30分もかからずに仕上がったのを覚えています。
1番苦労したのは自社ウェブサイトの制作でした。
何せ生まれて初めてウェブサイトの制作をしたものですから、軽く4~5日はかかりましたね💧
何度も何度もやり直し、さらにレンタルサーバーの契約やドメインの取得など、こちらも知識ゼロでやるしかなかったので、
本当に訳分からないまま勉強しながらどうにかこうにか少しずつ進めていけたように思います。
そして、早めに退職を伝えないと会社設立のタイミングが伸びてしまうなーと思い、
GW前の4月中旬頃に退職の意思を伝えました。

■独立1ヵ月前(2023年5月~2023年7月)

この頃には、前職に迷惑をかけない様に徐々に担当業務の引継ぎを行い、次第に会社に出勤してもやる事がなく、
行くのがとにかく苦痛でした…。
本当にやる事がなかったので、その間に独立してからのスケジュールやアクションプランを頭の中で考えておりました。
そして、会社印の発注も済み、自社ウェブサイトも開始し、Xアカウントも開始でき、自社紹介資料もほぼ完成し、
会社設立1年目に関する本を読み漁り、後は前職を退職するだけ…という状況になっておりました。

会社設立の開始(2023年8月~)

2023年7月末に退職をし、2023年8月2日に会社の定款を提出しに行こうと思ったら、
まさかの事前予約が必要だということを直前で知り、仕方なく翌週に伺い、定款を受理してもらえました。

そして、法務局に行って会社設立の申請を行い、偶然ではありますが8月15日に法人番号の発行を確認できましたので、
会社設立日を2023年8月15日としました。

■会社設立1~6か月目(2023年8月~2024年1月)

2023年8月~2024年1月までが会社設立の半年間となるのですが、知り合いの会社に会社設立のご連絡と自社紹介を積極的に行い、
顧客獲得のために動いておりました。
しかし、自分の売り込み方がダメだったのか?
そもそもeSportsに関心がなく興味を引っ張れなかったのか?
今となっては、両方だった様に思えますが、結論としてはまったくうまくいきませんでした…。

東京ビックサイトで開催されていた営業支援系展示会に伺い、営業代行の会社に色々と話を聞いてみました。
弊社の様な興味ある方と興味ない方のはっきり分かれる分野で、しかも世間には深く浸透していない業界の為、
そもそも営業代行の方々も説明できないでしょうし、手あたり次第で興味のある方にヒットする可能性は相当低いのではないか?
その分の費用対効果が合わないんじゃないか?と最終的に判断し、営業代行会社への依頼は諦めることにしました。

顧客になってくれそうな企業様のリストを作成し、問い合わせフォームからメールをできる限り送る様にしていました。しかし、問い合わせフォームからの営業メールでは、時間を使う割には効果が薄く、これはずっとやってても意味がないなと改めて気づいたので、「こっちから追い求めるよりもeSportsに興味のある担当者から連絡が来るように仕組みを変えよう!」と、facebook中心のmeta広告を開始しました。

3週間ほど運用した結果、やり方が悪かったのか結果が思う様に出ず、広告費だけがどんどん消費されていき、
一旦ストップすることにしました。
もっと運用をまわしていたら結果が出たのかもしれませんが、自分の中では問題点はすべて解決した上で運用していたので、
これ以上の解決策は思いつかなかった為、保留せざるを得ませんでした。

とある液晶ディスプレイメーカーのコンサルサポートの様な業務を担当させていただけることになりました。
液晶ディスプレイ業界には約10年ほどいましたので、ある程度の知識はあるほうだと思いますので、
私の成功事例や経験をご提供していきたいと開始することになりました。
まったく仕事らしい仕事がなかった時期にご契約いただけて、今でも強く感謝しております。

運用している企業が私の知り合いということもあり、出展を決意することにしました。
弊社の様な完全BtoBの場合、ビジネス関係者しか話が拡げられない為、出展するメリットがあるのか疑問が残りましたが、
運用責任者が私が昔から面倒見ていた後輩みたいな存在の者がやっていた為、出展をお願いされたこともあり、
「しょーがねーなぁ、やるか!」という気持ちで、出展を行うことにしました。

結論として、出展したおかげで見えてくるものがありました。
eSports業界に参入を考えている段階の方々からのご相談が複数ありましたので、やはりこの業界への興味があるにも関わらず、
ビジネスとして相談できる相手がいない…というところで、弊社の強みが活かせると確信できました。

2024年に入り、eSports系専門学校で特別講義を数回実施させていただきました。
独立してからは初の為、若干の緊張がありましたが、立場が取締役社長になったことも影響しているのか、
自分自身の言葉にさらなる重みを感じる様になりました。
結果的に、次の活動につなげていける様にもなりましたので、ご依頼いただいた学校関係者の皆様に改めて御礼申し上げます。
まだ伺ったことがない学校にもぜひ行ってみたいですね、ご連絡お待ちしております!

昔からお世話になっているeSports系専門学校の教諭の方から、
「eSports系のビジネスを語れる人といったら川口さんが真っ先に思い浮かびました!」と、
ありがたいお言葉とともに年間授業のご提案をいただきました。
毎週、授業に使う資料の作成の時間が取れるか心配でしたので、2023年中はお断りしていたのですが、
やってみて見えてくるものがあるのと、自分自身やったことがない年間授業という、
できるかどうか分からないものに挑戦したくなり、引き受けることにしました。
ようやく半分近く経過した2024年8月現在、後半の授業内容をこれから考えていかないといけません…。

■会社設立7~12か月目

eSports系のスポンサー営業代行を業務の一環として行っているのですが、
「eSportsは自社に合わないがリアルスポーツの方なら話はできるんですけどね…」というご回答をいただいたことが数回あり、
自分自身の提案の幅を拡げていきたいという想いが以前からありました。
そこで、スポンサー営業代行を探しているサッカー系チームとコンタクトができる様になり、現在も継続しております。

そんなスポンサー営業代行の活動をしている中、スポーツギフティングサービス「エンゲート」との出会いがありました。
https://engate.jp/
ファンとチーム・選手との間に応援サイトを作って距離を縮めることができ、
金銭面でもチーム運営に貢献していきたいという想いから始まったサービスなのですが、
「eSports系チームを私にやらせてもらえないか?」というお願いからスタートしました。
おかげさまで、Sengoku Gamingのご担当者様がご興味を持ってくださり、eSportsチーム初の加盟となり、
2024年5月より運用を開始しております。
無事、PR TIMES経由でのプレスリリースも発行することができました。


今後は、eSports系チームの加盟を増やしていきたいと考えておりますので、ご興味あるチーム関係者の皆様、
ぜひ弊社にご連絡ください

弊社の様なBtoB系ビジネスの場合、契約が決まるまでに半年~1年はかかる為、その間は報酬は発生しません。
その為、すぐに報酬を獲得できるビジネスが必要と考えました。
ある程度、㈱メイクウィルの立ち上げが落ち着いてきたこともあり、できる範囲で何かできないかと考えた際、
・元々カメラメーカーの営業経験もあり写真撮影は得意
・映像機器メーカーにいた経験で動画編集を行っていた
・20代はバーテンダーや飲食店での店長経験もある
この3つの経験を活かせる仕事は何か?と考え、
「PR動画なら写真撮影・動画撮影・動画編集を1人で完結できる!」と気づき、
1人でできるメリットで必要経費がかなり抑えられる為、圧倒的低価格で実現できるこのビジネスを開始することにしました。

まず、ホームページの制作を開始したのですが、メイクウィルのサブドメインを作成すると追加費用がかからない為、
メイクウィルのサブドメインとして、URLはhttps://dougadePR.makewill-corp.comに決めました。
今後は、Youtubeの自社専用ページに制作事例をどんどん載せていきたいと考えております。
お店や会社のPR動画や、ショート動画、人材採用向け動画などをご検討の際は、ぜひ弊社までご連絡くださいませ

問い合わせフォームからの営業活動があまり効果を見いだせない中、新規開拓をするにはどうすべきか?を考え、
私がいつも拝見している税理士YouTuberの「脱・税理士スガワラくん」という方がいらっしゃるのですが、
「営業されるのを人は嫌がるが、教えてくれる人は信用を獲得できる」
「人は色々教えてくれる人には相談したいと考える様になる」
という動画内の言葉を重く受け止め、
「eSports系の裏方にスポットを当てたチャンネルは日本にはまだ存在しないから、私ができる最適なチャンネルなのでは⁉」と考え、
eSports Growing Up !」を開設しました。

脱・税理士スガワラくんの動画を見ていなかったら、おそらくYouTubeチャンネル開設は考えなかったと思いますね。
私にとって、税理関係はもちろんのこと、YouTube運営にとっても非常に勉強になることだらけでした。

このチャンネルを開設した目的は、主に以下の4点です。
①eSports業界を目指す学生は選手とチーム運営者しか仕事を知らない
②eSports業界を目指す学生はeSports関係の仕事の就職方法を知らない
③eSports業界に新規参入したい企業の皆様の勉強ツールがありそうでない
④企業様から自社にお問い合わせを増やす仕組みを作りたい

このチャンネルを作るにあたり、3方よし!になる様、練りに練り上げました。
・視聴者の役に立ちたい
・出演者の活動に役立ちたい
・動画内の議題をすべて私がしゃべるのは長続きしなさそうなので、出演者にしゃべってもらったほうが早い
・自社の長期的な目線で利益につなげていきたい

再生回数はまだまだ胸を張れるような状況にはありませんが、元々裏方をテーマにしている以上、
そこまで再生回数は伸びないと思っております。
しかし、eSports業界に関わる様々な問題点や課題点、その業界の就職方法、新規参入企業の勉強ツールになれば、
どこかで爆発しそうな気がしております(してくれないと困る…)。
その日が来るのを信じて、情報量の高いコンテンツを今後も制作していきたいと思います。」

■会社設立2年目スタート!

規模に比べて出展費用がそこまで高くなかったのと、この時期に新しい仕掛けが必要だと考え、
9/26(木)~27(金)のビジネスデーのみ出展することにしました。
東京eスポーツフェスタの時も、「あまり効果がないかもしれないけど、やってみないと分からないしなぁ~」と思い、出展したのですが、
今回もやってみないと分からないと思い、やらない後悔は私の流儀に反する為、思い切って出展することにしました。
弊社の様な会社設立2年目の様なヒヨっ子会社が出展するのはおこがましいとは思いましたが、
やってみて見えてくることもあるでしょうし、ひょっとしたら新しいお取引先が1社でも見つかれば出展の価値はありますので、
精一杯やりきりたいと思います!

弊社初のスポンサー営業代行のご契約が遂に実現しそうです。
このスポンサー契約を元に、ご依頼社様に様々なご提案を行っていきたいと考えております。
契約したら終わり…はビジネスとしておもしろくも何ともありませんので、
会社名のコンセプトである「I will make 〇〇をどんどん発信していきたい」という想いを実現させていきたいと思います。

■会社設立の自己評価は高くても40点

細かい部分は省略しましたが、今までの経緯を簡単にまとめました。

今までの活動内容を自己評価した結果、高くても40点かなと思っております。
・実際には1期目にご契約は獲得できなかった
・目標売上の半分にも満たなかった
・新規顧客開拓に課題が残った

しかし、もし仮にタイムマシーンがあって1年前に戻ったとしても、おそらく同じ結果になるのではないかと思います。
そう思うと、できることを精一杯やってきた結果であり、悔いは残りますが、決して結果はゼロではなかった為、
客観的に考えて40点が妥当なところかなと思います。

■今後、独立を考えている方々へ

世の中にたくさんいる起業者の1人の意見として参考になればと思いますが、
独立してからは、サラリーマン時代の時間感覚がまったく変わってきます。
1週間前がはるか昔に感じる様になり、1日1日の密度がものすごく濃く感じる様になります。
前職は外資系映像機器メーカーにおりましたので、仕事量はおそらく一般サラリーマンの4~5人分は軽く仕事してましたし、
私の仕事スピードは、客観的に考えても非常に早い方だと思います。
それでも、独立してからのほうが、仕事の密度は濃くなりました。

また、現在はWebマーケティングやDXコンサルティング関係の勉強を新たに始めようと現在考えているのですが、
社会人のリスキリングの補助金制度は会社役員には対象外となっており、実費で受けるしか方法がない状態です。
その為、サラリーマン時代のうちに、「ひょっとしたら仕事で必要になるかも…」と思うような技術がある様でしたら、
サラリーマン時代のうちに補助金もらって勉強したほうがオトクになります。
私は、今になってプログラミングやWebマーケの勉強をもっとしておけばよかったと後悔しておりますので、
私のようなしくじり先生にならないでもらいたいです。

■皆様のお問い合わせをお待ちしております!

2期目は、新規顧客の開拓を今まで以上に進めてまいります。
とはいえ、1人で抱え込める仕事量にも限界がありますので、途中で打ち切りになるとは思います。
その為、もし弊社にご興味をお持ちいただいた企業の皆様は、ぜひ弊社にお問い合わせください。
できる限りの知恵をアイデアを用いて、貢献してまいります!